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ぽすとすくりぷと

古泉が好き過ぎてどうしようもない。只今二期放映中につきネタバレ注意。

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リハビリ・リハビリ。

あぁ!20日中にアップしたかったのに。。・゚・(ノД`)・゚・。

以下、小学生古泉×大学生キョンぱられる。
短い上、すっごい中途半端なトコで終わってます。
続きは今日中に!(DEKITARA!・殴)

「先生、ねー、せんせい?」
妙に間延びした甘えた声が、朝の目覚まし時計の様に鬱陶しく響き渡る。
「せんせー、せーんせぇ!聞こえてますよね?せ、ん、せ、い」
「ひいっ!」
耳の中に生暖かい空気を感じ、思わず悲鳴を上げてしまった。畜生、ここまで無視を決め込んでいたのに台無しじゃないか。耳元を押さえて奴を睨むが、涙目のせいで効果が無いのか腹が立つ事に一笑されてしまった。
「やっぱり。先生ってココ、本当に弱いですよね」
指で自分の耳を軽く叩いて、大よそ年齢に不釣合いな笑みを浮かべる。この口調だけは丁寧だが、クソ生意気で十近く歳が上の俺にいつも小馬鹿にした態度を取る少年の名は、古泉一樹。町一番の豪邸に、祖父と家政婦の三人で住んでいる。俺はコイツの家庭教師を頼まれた、ごくごく普通…と言いたい所だが、それよりはちょっと低い位置にある大学に通う学生だ。
そんな小市民の俺と御曹司であるコイツの繋がりは、亡くなってしまったコイツの両親と俺の両親が親友だったらしく、小さい頃に何度か遊んだ事があったらしい。“らしい”というのは、俺はさっぱり覚えていないからだ。
人見知りの激しかったコイツが、当時俺だけには良く懐いていたらしく、両親が亡くなったと同時に日本に引き戻され、祖父の元に引き取られたコイツの面倒を見るのは俺が適任だろうと指名され、遊び相手兼家庭教師を任されたのが三ヶ月前。
あの時断っておけば良かったんだ。勉強が忙しいだのなんだのと理由をつけて。もしタイムスリップが出来るならば、目が飛び出るほど高額の家庭教師代にいとも簡単に釣られてしまった当時の俺を全力で殴って止めてやりたいね。そして、お前のせいで今の俺がどんだけ苦労しているかと言い聞かせてやりたい。
「先生。約束のご褒美、下さい」
うっすらと頬を染めてお小遣いを貰う前の子供みたいな(実際子供だけどな、まだ)キラキラとした瞳で見上げてくる古泉を、俺は椅子に座ったままぞんざいに手で振り払った。
「イヤだね」
あぁ、口にするのも想像するのだって嫌だ。実行するなんて死んでも御免だね。そう容赦なく言い切ると、古泉は酷く傷付いたように顔を顰めて泣き出してしまった。相変わらず大袈裟であからさまな演技にうんざりする。
小学生相手に酷過ぎると思うか?けどな、相手は小学生である前に『古泉一樹』なのだ。これで少しでも『可哀相』なんて仏心を出したら、忽ちこっちが被害者になるんだぜ。
「ぐすっ、先生は、やっぱり朝比奈さんみたいな人が良いんですよね…」
古泉が赤い目を擦りながら嗚咽交じりにそう言った。朝比奈さんというのは、ここで家政婦をしている女性だ。こいつと違って外見だけでなく、中身まで天使のように愛らしい人だ。たまに手作りのお菓子等をくれるので、もしかして俺に気があるんじゃないかとも思ったりもしたが、渡して下さる時に必ず「余っちゃったから、捨てちゃうのも勿体無いと思って~」と全開の笑顔で仰るので、非常に悲しいがその望みは大変薄いと思われる。
しかし、例え愛が伝わらなくてもこの生意気な餓鬼に思いを寄せるよりかは何百倍も健全だ。大体、性別自体違うんだ。俺はショタコンでも同性愛者でも無い。断じて、ない。
「そうですよね。先生は朝比奈さんみたいな“巨乳”な人が良いんですよね。ベットの下にあったDVD、みーんな巨乳のお姉さんのヤツばっかりだったし」
てめえ!勝手に人の聖域見てんじゃねえよ!!畜生!やっぱり、コイツを自分の部屋に招き入れてしまったのは失態だったっ。
あの時も何度も何度も部屋に来たいと言ってくるから「今度の作文コンクールで入賞したら、入れてやる」って約束したんだ。そしたら入賞どころか最優秀賞を取ってきやがった。末恐ろしい餓鬼だぜ、全く。
「約束…したのに。嘘つき」
ぽつり、と古泉が言った。反射的に肩が跳ね上がる。
「大人って、みんな嘘つきですよね。先生も、やっぱりそうなんだ」
「あ…」
悲しげに俯く古泉の声を聞いて、思い出した。そうだ、こいつは亡くなった両親の嘘がトラウマになっているんだ。
外国で悲惨な交通事故に遭い、コイツは軽症で済んだが両親は致命傷を負った。そして事切れる寸前、父親はコイツに言ったらしい。私達は絶対に死なないと。だから泣くのは止めなさいと。しかしその約束は守られる事は無かった。両親の『優しい嘘』はコイツから一ヶ月もの間、言葉を奪った。
三ヶ月前、初めて(厳密に言えば再会だが)会った時のこいつの表情が、今も忘れられない。この世の終わりを見てきたような精気の無い顔。子供がこんな表情が出来るのかと、正直ぞっとした。しかし日が経つに連れてコイツの顔にも笑顔が戻り、その一ヶ月後には再び話せるまでに回復した。
コイツの祖父は俺のお陰だと言うのだが、俺にはさっぱり分からん。特別何をしてやった訳でもない。けれど両親の話を聞いて、どんな些細な約束でもコイツとした約束は必ず守ってやろうと、そう決めて実行してきただけだ。
「すまん。悪かった。約束を破ったら駄目だよな。それにお前、頑張ったもんな」


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現在書いているSSが行き詰ったので、気分転換に書いたもの。
明るくおばかな雰囲気にしようと思ったのに、設定が暗くなってしまった…。
そしてまた(ノ∀`)アチャー な年齢差パラレルすみません。

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プロフィール

HN:
ユキノモモ
性別:
女性
自己紹介:
アイラブアニメ。
ノーミュージック以下略。
ゲームも大好き。
ギャルでもエロでも百合でも
BLでもどんとこい。
京一と古泉症候群(常に)末期。

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